雨傘革命のリーダーに禁錮1年4ヶ月

更新日:2019年04月25日
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雨傘革命

昨日、2014年9月に香港で起こった大規模な民主化デモ「雨傘革命」のリーダー9名に有罪判決が言い渡され、4名が道路占拠などを違法に計画した罪で禁錮の実刑判決となり、茘枝角(ライチーコック)の刑務所に即日送られました。

実刑判決を受けた4名のうち戴耀廷氏(54歳、香港大学の法学教授)と陳健民氏(60歳、元香港中文大学の社会学教授)の2名は市街を占拠する運動を発案した主導者として1年4ヶ月の禁錮刑。邵家臻氏(49歳、立法会議員)と黃浩銘氏(30歳、社会民主連線の副主席)の2名は8ヶ月の禁錮刑となっています。

また、主導者として判断されていた朱耀明氏(75歳、元キリスト教牧師)にも1年4ヶ月の禁錮刑が言い渡されましたが、健康状態や社会への貢献度が考慮され2年間の執行猶予となっています。

他4名のうち李永達氏(63歳)と鍾耀華氏(26歳)は執行猶予付きの禁錮8ヶ月。張秀賢氏(25歳)には200時間の地域奉仕活動。陳淑莊氏(47歳)は脳の手術を控えているため刑の言い渡しが延期されました。

雨傘革命は、「真の普通選挙」を求めるデモとして2014年9月26日から始まり、中環、金鐘、銅鑼湾、旺角などの繁華街でデモ隊による座り込みが約3ヶ月間続けられました。香港警察の催涙スプレーや胡椒スプレーから身を守るためにデモ隊が雨傘を使用したことから雨傘革命や雨傘運動と呼ばれるようになりました。

昨日は裁判所前や刑務所前で、雨傘革命のシンボルである黄色い傘や黄色い衣装を身に着けた市民数百名が受刑者に励ましの声を送る姿も見られました。一方、最近では雨傘革命当時と比べて香港市民の政治問題への関心が薄くなっており、距離を置く若者が増えたと言われているようです。