香港テレビ局「TVB」が中国系企業に買収?

更新日:2017年02月10日
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20170210

香港のテレビ局「TVB」の株式29.9%の買収を、北京本社の「TLG Movie & Entertainment Group(以下:TLG)」が画策していると多数の香港メディアが大きく報道しています。買収が成立すればTLGが大株主となり、重要議案を否決できる権利を持つようになるため、香港のテレビの報道内容が中国側の影響を強く受けるのではないかと心配されています。

TVBは香港初の地上波テレビ局として1967年に放送を開始した歴史ある民放テレビ局で視聴率もトップクラス。WikipediaではTVBに関して「イギリス領時代は中国共産党には批判的な報道が多かったが、2009年以降は香港政府および中国政府寄りの報道姿勢を強めている」と書かれており、近年では批判の対象になることも多いようですが、今回の報道も多くの市民の興味を引くことは間違いありません。

また、今回の買収計画において、TLG経営者のChow氏(香港人)は2007年頃からTVB幹部と連絡を取り合っていたと発言していますが、TVB側はその幹部とは誰なのかを把握できておらず、非常に謎の多い事案となっていることが各メディアでも報じられています。

買収が実行されるかどうかについては株主総会での可決など様々な条件があるとのことで、現時点では正式な申請はおこなわれていないようです。今後の展開には目が離せません。