レディースナイトは男女差別!?裁判所が判決を下す。

更新日:2016年10月28日
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レディースデー

クラブ入場料が女性限定で安くなる「レディースナイト」キャンペーンは男女差別だ!と店舗側に賠償金50,000香港ドルを請求していた香港人男性がいましたが、昨日、裁判官が「原告は入場料分のお酒やダンスなどを楽しんでいた」という判決を下し、香港人男性が敗訴となりました。

この裁判は、男女や人種差別などに関する条例を定めている「平等機会委員会」が原告代理人として申請をおこなった非常に珍しいケースであり、香港では多くの注目を集めていた裁判でした。

原告の香港人男性は2014年7月、旺角(モンコック)の音楽やダンスが楽しめるクラブ「Legends Club」に遊びにいったところ、レディースナイトで入場料が男性300香港ドル(約4,050円)女性120香港ドル(約1,620円)であったことに不満を感じ訴えを起こしました。これに対して、クラブ運営会社や香港バー&クラブ協会の代表者は、「レディースナイトは男性と女性の入場者数のバランスを取るための一般的なマーケティング戦略で、入場者はそれを理解したうえで入場を決めている」とコメントをして対抗していたようです。

平等機会委員会はこの判決に関して、「裁判所の決定を吟味する」とコメントしているよう。なお、香港では、湾仔(ワンチャイ)は水曜日、 蘭桂坊(ランカイフォン)は木曜日に多くのバーやクラブがレディースナイトを開催し女性の入場料を無料にしたりしているようです。