若手政治家が中国を「シナ」と呼び大規模デモに発展

更新日:2016年10月26日
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若手政治家が中国を「シナ」と呼び大規模デモに発展

2016年香港立法会選挙で当選した、香港独立の支持者の梁頌恆さん(30歳)と游蕙禎さん(25歳)が、立法会(日本でいう国会)での宣誓式で中国のことを「シナ」と呼び問題となっていた香港ですが、ついに親中派(親北京派)グループの堪忍袋の緒が切れ、本日の朝から数千人の親中派が立法会前に集結し、激しいデモ抗議が繰り広げられており、現在も収まりそうにありません。

中国の歴史に詳しい丁新豹教授によると、「シナという言葉は1931年の満州事変で日本が現中国東北部を侵略した際、中国人を侮辱する言葉として使用された。第二次世界大戦終結後の1946年にはシナという言葉は侮辱的な意味を持つと連合軍に認定され、日本政府は公式文書でシナという言葉の使用を禁止、代わりに中国という言葉が使用された。現在、シナという言葉を使用しているのは日本の極右だけである。」とコメントをしており。そして、梁頌恆さんと游蕙禎さんは、このような歴史的背景を知らずに不適切な言葉を使用していると考えられ批判されているようです。

カリフォルニア大学のJoshua Fogel教授によると、「シナという言葉は江戸時代中期まではほとんど使われておらず、18世紀より使われ出したが当時はネガティブな意味は含んでいなかった」とコメント。これに対して香港公開大学の趙雨樂教授は「その頃からすでにネガティブな意味を含んでいた」と反論しているようです。

なお、游蕙禎さんは宣誓式で「People’s Republic of China(中華人民共和国)」のことを「People’s Re-fucking(ファック) of Chee-na(シナ)」と発音したことでも批判を受けているようです。梁頌恆さんに関しては、「シナは人ではないから誰も侮辱したことにはならない」とコメント。

同時に約1週間前、沖縄でのヘリパッド移設工事に抗議する人々に対して大阪府警の巡査長が「黙れ、こら、シナ人」などと暴言を吐いたことが香港でも大きく取り上げられていたため、香港ではシナという言葉に対して敏感になっています。

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