北海道の民宿で19歳の香港人女性が不法就労で逮捕

更新日:2016年10月24日
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不法就労

北海道旅行に訪れていた19歳の香港人女性と30歳のマレーシア人女性が、無料宿泊を条件として宿泊先の民宿(カオサン札幌ファミリーホステル)で清掃やベッドメイキングを手伝っていたところ、北海道警察に不法就労の罪で逮捕となり、11日間拘留されていたことがわかりました。

逮捕された香港人女性は、「現金を受け取っていないので就労にはならないと思った」と発言していたようですが、日本の法律では無給であっても労働とみなされることには在留資格(就労ビザ)が必要となります。また、香港でも給与が発生する場合は勿論ですが、たとえ無給のボランティア活動であっても就労ビザが必要となりますのでご注意ください。

なお、カオサン札幌ファミリーホステルを含む、国内13店舗の宿泊施設を運営している有限会社万両のホームページ上には「清掃などに従事すれば無料で宿泊できる」との内容が英語で掲載されていたことも分かっており、北海道警察は社長の小沢弘視(こざわひろし)容疑者(45)ら男女3人を入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで逮捕しています。

外国では、無給であってもボランティア活動であったとしてもビザ申請が必要となる国が殆どですので、くれぐれもご注意ください。