短大卒と高卒者の給料が変わらない香港

更新日:2016年08月05日
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給与差額

香港の短大・専門学校の卒業資格者の給与額が低下しており、現在、高校卒業資格者の給与額とほとんど変わらなくなったことを香港の政党である新世紀論壇が発表しました。

20年前に遡ると、香港の短大・専門学校の新卒者の給与は、12,141香港ドル(約15万8千円)だったのに対して、現在は10,934香港ドル(約14万3千円)へと約10%低下しています。

一方、香港の物価は、20年前に比べて約37%上昇しており、住宅価格においては約177%も上昇していることから、短大や専門学校に高額な授業料を支払うくらいなら、高校卒業後に働いた方が生活が豊かになるのではないか?との香港市民からの意見もでており、調査を実施した新世紀論壇は、「この数字は衝撃的で、大学に行きたくても行けない人には、政府による援助が必要だ!」と主張しています。

学歴に関係なく、ビジネス能力の高い人材は報われるべきだと思いますが、物価上昇に対して給料が低下しているという状況は何とか改善されて欲しいものです。