香港成立記念日、デモに数万人が参加

更新日:2016年07月04日
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香港デモ

1997年7月1日に香港がイギリスから返還されてから、7月1日は香港特別行政区成立記念日となっています。しかし、毎年のように中央政府の統治政策に反発する香港人によるデモ活動がおこなわれており、今年もイギリス植民地時代の香港の国旗(写真)を掲げるなどして数万人がデモ行進に参加。逮捕者3名、乱闘騒ぎを抑えるため警察がペッパースプレーを使用するなど様々な騒ぎがおこったようです。

今回の成立記念日での主な出来事を以下に紹介します。

・香港大学の統計学者によると約3万人がデモに参加。(主催者は11万人、警察は2万人と発表)
・セントラルでは複数政党が抗議活動をし、乱闘騒ぎを起こした抗議者やジャーナリストを警察がペッパースプレーで撃退。
・人気歌手のデニス・ホーさんが「I am Hong Kong」と書かれたシャツを振り、募金活動を促進。
・イギリス領事館前では、イギリスとの再統合を主張する活動がおこなわれた。

そして、西営盤(サイインプン)にある中国政府の出先機関近くでは、大学生らを中心に黒い服やマスクを着用して独立を訴える「ブラックマスク」という計画が以前から計画されていましたが、警察の警備レベルが引き上げられて事実上中止に追い込まれ、3名がナイフなどの武器所持の疑いで逮捕されました。黒い服を着ている人は通りすがりの人も含め全員職務質問の対象となったことが問題視されているようです。

今回のデモ参加の理由はさまざまであり、「反中本屋さんの中国による誘拐事件に対して抗議したい」「小学校3年生の難関テストTSAを廃止してほしい」「ランタオ島の開発をやめてほしい」「北京語を大学の授業で使うのをやめてほしい」など、中国政府に直接関係することに限らず、香港政府に対する様々な抗議が寄せられたようです。香港人の日々の不満を政府に伝える良い機会ともなっているようですね。