イギリスEU離脱に楽観的な香港?

更新日:2016年06月28日
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20160628

イギリスのEU離脱が決定したことにより為替や株式市場は大混乱し、世界経済へのネガティブな影響について世界中で不安の声が上がっていますが、香港政府の行政長官が「英ポンドの下落により香港に良い機会をもたらす」との見解を示していることが報道され話題になっています。

英ポンドが急落したことにより、香港では以下の点に注目が集まっているようです。
1.イギリスの不動産購入
2.イギリスの株式の購入

3.イギリスへの留学

不動産購入に関して、香港の大手不動産会社「中原地産」では、イギリスのEU離脱決定後にイギリスの住宅投資に関する投資の問合せが3倍に増えたと報じられました。この週末も実際にイギリスの不動産を購入した香港人が多かったようですが、イギリスの不動産価格が今後下落する恐れもあるため、慎重な見方をしている人も少なくないようです。

留学に関しても問合せが急増しているようで、来年の留学生数は大きく増加する見通しとなっているようです。移民コンサルタントの見解では、EU離脱によりEUから大学への補助金が得られなくなるため、教育の質が大幅に下がり奨学金も得にくくなる可能性があると伝えています。

世界中が悲観的になっている中、儲けやメリットを見出そうとするところは、香港らしさと言えるのではないでしょうか?