香港のランコム(LANCÔME)が全店舗営業停止

更新日:2016年06月10日
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ランコム不買運動

一昨日、フランス最大の化粧品会社「ロレアル(L’Oréal)」が、香港内で展開している「ランコム(LANCÔME)」全24店舗と、ボディショップやシュウウエムラなどロレアル傘下ブランドの営業を、香港市民の猛抗議により停止するという事態がおこりました。

営業停止の原因は、雨傘革命の参加者であり、中国からの香港独立を支持している香港人女性歌手デニス・ホーさんをランコムが広告に起用してコンサート開催を発表したことから始まります。以下のような流れで営業停止に至りました。

1.ランコムが香港での新販売店オープンに合わせてデニス・ホーのコンサート開催を発表したことで中国人が激怒。
2.中国本土のネット上でランコム不買運動が起こり炎上。
3.主催者ランコムが香港でのデニス・ホーコンサートには安全上の問題があるとして中止を発表。
4.中国の不買運動に屈した形になったランコムに対し、香港の政党と団体が激怒。
5.今度は、香港側でランコムに対する不買運動と謝罪要求が過熱しデモが勃発。
6.事態を重く見たランコムは香港内のランコム店舗とロレアル傘下ブランドの営業を停止。

現在、ランコムは「消費者の誤解を招いたことを謝罪する。」として通常営業を再開しています。

ランコムを展開するロレアル社は中国の化粧品市場のシェア30%(1位)を占めており、今回の不買運動により大打撃を受けていることは間違いないでしょう。