中国リスクで香港国債の格付け引き下げ

更新日:2016年03月15日
LINEで送る
Pocket

香港国債の格付け引き下げ

3月12日(土)、格付け会社のムーディーズが香港の国債の格付けを、現状維持の「Aa1(21段階の上から2番目)」としつつも、今後の見通しとしては「安定的」から「ネガティブ」に引き下げることを発表しました。

今回、見通しがネガティブとなったのは、ムーディーズが3月1日に中国の格付け見通しを引き下げたこととも関係しており、香港には中国の政治介入リスクや中国マーケットとの結びつきが強く影響を受けやすいと判断されているようです。

対して、香港の歳入は高く世界的にもリードしているとの見解もあり、現状S&P社の格付けでは最高ランクである「AAA」で、見通しは「安定的」を維持、フィッチ社の格付けでも「AA+」となり見通しは「安定的」を維持し続けています。

なお、現状の国債格付けの国別ランキングではドイツやスイスなどが1位、アメリカが11位、香港はイギリスと並び12位、中国は20位、日本は24位となっています。国債の格付けは、その国の債務履行の能力(信用力)を表していますが、香港は世界的にもランクが高いことがわかります。