反中国書店の香港人経営者が行方不明

更新日:2015年11月16日
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中国発禁本

中国国内で発行が禁止されている書物(主に中国政治批判本)を取扱う香港の書店「銅鑼湾書店」の経営者3人とスタッフ1名が、タイや中国大陸を訪問後に行方不明となっていることが分かりました。銅鑼湾書店スタッフは中国政府にマークされ、捕まったに違いないと述べています。

行方不明者の1人である中華系スイス人の桂民海さん(経営者)は10月中旬に訪問先のタイから印刷会社に対して新書印刷の依頼した後から連絡が途絶えており、呂波さん(経営者)と林榮基さん(店長)、張志平さん(スタッフ)は10月中旬に中国大陸に入った後から行方が分からなくなりました。

このニュースを海外メディアが11月6日に報じた直後、林榮基さんから「私は無事なのですぐ戻る。心配しないで」と家族宛てに電話連絡があったそうですが、その後は連絡が途絶えているようです。

過去にも中国で発行禁止となっている書物を取り扱う版元の責任者が中国で拘束され、密輸を理由に10年の禁固刑と25万人民元の罰金が言い渡された事件があります。今回の事件が中国政府によるものだとは確定していませんが、中国政府が関与しているとなると、香港での言論の自由が脅かされる事態だと各メディアが警鐘を鳴らしています。