香港投資移民ビザの停止、中国に衝撃

更新日:2015年01月20日
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香港投資移民ビザ

1月15日より投資移民ビザ(CIES)が暫定的に停止になりましたが、中国国内では驚きを隠せないようです。19日の人民日報海外版で「香港は、なぜ投資移民に対し態度を変えたのか」と言うコラムが出され、香港各紙の注目を浴びています。

香港投資移民ビザは、2003年より景気政策の一環として始まりましたが、好景気も安定してきたことにより、ひとまず役割を終えたことになります。現在は暫定的に停止となっており、短期間で再施行されることはないでしょう。

====人民日報海外版のコラム====

「香港は、なぜ投資移民に対し態度を変えたのか」

香港投資移民ビザを申請する人の90%が、中国大陸人となっています。
移民中国人にとって投資移民ビザは有利な点が2つあり、1つ目は「香港居住の義務がないこと」、2つ目は「香港に移した資産は自由に国外へ持ち出せること」となります。

2003年以降、中国より香港に移民してきた人達の「罪」は、「金持ちの身勝手」です。中国から移民者は、中国外での投資がわからないため、香港の不動産を買いあさり、香港の一般的な住宅は豪邸並みの価格になりました。そして移民者は「不動産価格を釣り上げる以外、何もしない。香港政府が望んだ結果ではない」と言われるに至りました。

2003年に香港政府が投資移民ビザを開始した目的は、衰退していた香港経済を海外からの資金で活性化し、新たな産業を生み出し、新しい雇用を促進するためでした。しかし「金持ちの身勝手」と捉え、香港政府は「香港が必要なのは『財』ではなく『人』である」と施政報告で発表するに至りました。‏

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