香港へのタバコや電子タバコの持ち込みや喫煙ルール

香港でのタバコの喫煙エリアと禁煙エリア、紙タバコと電子タバコの持ち込みに関するルールや喫煙マナーなどについて解説していきます。タバコの火の不始末により賃貸物件が火事になった場合の責任についても併せてお伝えします。なお、香港でのタバコの年齢制限は18歳以上となります。

香港の喫煙エリアと禁煙エリア

香港の喫煙エリアと禁煙エリア

香港でのタバコの年齢制限は18歳以上となります。屋内ではオフィス、ホテル、レストラン、バー、ショッピングモールなどでの喫煙が禁止されており、屋外では公共交通機関、公園、ビーチやプールなどの公共施設での喫煙が禁止されています。喫煙の禁止エリアに関する詳細は、香港政府のTobacco and Alcohol Control Officeのウェブサイトに記載がありますので必要に応じてご覧ください。

屋内で喫煙ができるスペースは居住用物件と自家用車となりますが、例外としてホテルの一部客室、空港の喫煙スペースなどでも喫煙が可能です。屋外では、路上喫煙が禁止されていないため灰皿が置いてあるスペースやビルの脇道などで多くの人々が喫煙をしています。歩きながら喫煙する行為に罰則はありませんが、他人に迷惑をかけ、危険な行為でもあるためおすすめできません。

香港では喫煙率を減少させるために、タバコへの規制を年々厳しくしていますが、日本と同様にルールを守っていれば愛煙家の方でも過ごしやすい街といえます。

禁止エリアでの喫煙とポイ捨ての罰則

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タバコの禁止エリアで喫煙行為をおこなうと3,000香港ドルの罰金が科せられます。罰金は21日以内に支払う必要があり、支払い期限を過ぎてしまうとさらに重い罰金が科せられますので注意が必要です。そのため喫煙者は携帯灰皿を常備しておくことをおすすめします。

紙巻タバコと電子タバコの持ち込み制限と使用について

紙巻タバコと電子タバコの持ち込み制限

海外(日本を含む)から香港に紙巻タバコを持ち込むことはできますが、本数制限などが設けられているためルールを知ることが非常に重要です。香港ではタバコの年齢制限が18歳以上となっているためタバコを持ち込める年齢は18歳以上となります。

一般的な紙巻タバコは19本まで、葉巻は1本もしくは25グラムまで、その他タバコ製品は25グラムまでと制限されています。

電子タバコは海外(日本を含む)からの持ち込みができません。香港では「電子タバコ(代替喫煙製品)、加熱式タバコ製品、ハーブタバコ、およびそれらの付属品」の「輸入、宣伝、製造、販売、商業目的での所持」が禁止されており、これらの行為をおこなうと最大6ヶ月の懲役刑と50,000香港ドルの罰金となります。船舶や香港国際空港を乗り継ぎ(トランジット)で利用する方で、香港のイミグレーションを通過しない場合には適用されません。

電子タバコの個人使用が禁止であることは明記されていませんが、紙巻タバコと同様に喫煙が許可されている室内や屋外のスペースで喫煙をしなくてはなりません。また、喫煙禁止となっているエリアで電子タバコの電源がオンになっていると1,500香港ドルの罰金が科せられますので注意が必要です。電子タバコの規制に関する詳細は、香港政府のTobacco and Alcohol Control Officeの以下のページに記載されていますのでご確認ください。

居住用物件での喫煙について

居住用物件での喫煙

一般的に、居住用物件は喫煙禁止ではありませんが、稀に賃貸物件を借りる際に家主(大家)より喫煙禁止である旨を伝えられることがあります。特にバルコニーなど、居住用物件の契約範囲内であるにも関わらす、一部公共部分とも考えられる場所における喫煙行為は、借りる方の責任はもちろん、貸している家主(大家)側の責任も避けられない場合があります。

また、貸物件を借りている方でタバコの火の不始末により火事になった場合には借主に責任が問われますので十分に注意をしてください。またタバコが原因で、物件の床や壁などが焦げたといった場合などには原状回復の費用を請求されることがあります。

ご不明な点は当社までお気軽にお問合せください。

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