香港で賃貸契約中に契約解除の通知が届いた場合

香港では賃貸契約の期間中であっても「オプション期間、不動産物件の売却時、ビルの建て替え、賃貸契約違反」などが理由となり契約解除の通知が届くことがあります。このページでは契約解除の通知が届いた場合のルールや対応方法について詳しく説明していきます。

契約解除の連絡が届く理由

契約解除が届く理由 香港では賃貸物件の入居途中に契約解除の連絡が届くことがあります。最も多いのはオプション期間中での契約解除の通知になりますが、不動産物件の売却、ビル自体の建て替え、賃貸契約の違反などが理由で契約解除となることがあります。

オプション期間中での契約解除

オプション期間中の契約解除

香港の賃貸契約書にはフィックス期間とオプション期間が記載されていることが多く、フィックス期間とは途中中途解約ができない期間、オプション期間とは1~2ヶ月前の通知で解約できる期間のことになります。この契約は物件オーナーと借主の両方に適応されますので、香港での契約解除のほとんどはオプション期間中に通知されます。

なお、賃貸マンションの契約期間は基本2年となっており、一般的には1年目は途中中途解約ができないフィックス期間、2年目は1~2ヶ月前の通知で解約できるオプション期間となります。

不動産物件の売却による契約解除

不動産売却による契約解除

香港は不動産の売買が盛んな地域であるため、不動産物件を売却した際先の新たな物件オーナーから契約解除の通知が届くことがあります。入居を続けられるかは新たな物件オーナーの判断に委ねられます。

ただし、賃貸物件のフィックス期間中は、物件オーナーが変わっても大家がペナルティーを払わない限りは契約解除となることはありませんのでご安心ください。フィックス期間が終了し、オプション期間となった場合には1~2ヶ月前通知で契約解除の連絡が届くことがあります。

なお、居住中のマンションの物件オーナーから、お部屋の内見を求められたとしても、入居者には断る権利がありますので知識としてもっておくと良いでしょう。

ビルの建て替えによる契約解除

ビルの建て替え 香港はビルの老朽化が進んでいるため、ビルの建て替えにより契約解除の通知を受け取ることがあります。香港では賃貸物件のフィックス期間中には大家がペナルティーを払わない限りは契約解除ができないため、オプション期間中に1~2ヶ月前通知で契約解除が通知されることになります。しかし、ビル自体の建て替えではフックス期間やオプション期間に関係なく、契約期間満了まで居住できることが多く、契約満了と共に退去となることがほとんどです。ビルの建て替えによる強制退去のリスクを避けるためには、なるべく新しいビルを選定するしかないでしょう。

契約違反による契約解除

不動産の契約違反

家賃の未払いや近隣への迷惑行為(騒音や悪臭)などの問題改善がみられないに契約解除が通知されることがあります。香港では「夜11時~朝7時迄」と「日曜・祝日の終日」に騒音を出してはいけないというルールがありますので、夜間の騒音は近隣住民からのクレームが入る可能性が非常に高くなりますのでご注意ください。

また、ペットが禁止とされているマンションでペットを飼育している場合やペットが禁止されていないマンションでもペット関連の苦情が絶えない場合には契約解除が通知されることがあります。ペット関連のトラブルを避けるためにも、物件オーナーにはペットを飼育することを話しておくことが重要です。ペットの飼育ができる不動産物件をお探しの方は当社にお任せください。ペットの種類やサイズに合わせた最適な物件をご案内いたします。

契約解除の通知が届いた場合

基本的に契約解除の通知には従わなくてはならないため、通知内容と退去期日を確認して退去の準備をおこなってください。身に覚えのない理由で契約解除の通知が届いた場合は物件オーナーに確認してください。当社で物件案内をサポートしたお客様で契約解除の通知が届いた場合には、当社が物件オーナーに連絡をしてお客様をサポートいたします。

当社では物件選びから入居、退去の手続きまでフルサポートを行っております。幅広いネットワークで、物件紹介だけでなく内装工事やインフラ手配も可能です。スタッフは日本語が堪能ですので、言語の心配もありません。ご不明な点がある方やサポートをご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。

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