香港不動産の仮契約についての詳細

仮契約

香港での仮契約も日本と同様に不動産物件を押さえるための契約を指します。借りたい物件が決まり、物件オーナーとの契約交渉がまとまり次第、不動産物件の仲介会社が仮契約書の準備作成をおこないます。仮契約は借主(買主)と物件オーナーが仮契約書にサインをし、物件オーナーに手付金を支払うことで完了します。

香港は不動産競争が激しく、魅力的な物件はすぐになくなるため、お気に入りの物件が見つかり次第すぐに仮契約をおこない、物件を確実に押さえることが重要なポイントになります。多くの方が優良と感じる物件が1週間以上空いているということはほとんどありません。当社にご依頼頂ければ各種契約について日本人スタッフが丁寧に説明します。以下には仮契約書に記載される重要なポイントをご案内していきます。

仮契約書に記載されている内容

借主・買主(Landlord)
借主(買主)と物件オーナーの名前が仮契約書に正しく記載されていることをご確認ください。借主(買主)以外がサインを代行する場合は委任状が必要になります。

契約物件(The Premises)
仮契約書の契約物件(The Premises)の項目には、アパート名を含む正式な住所が記載されます。駐車場が付いている場合は、駐車場番号の記載もご確認ください。

契約期間(Tenancy Period)
賃貸物件の契約では、契約期間が正しく記載されているかだけでなく、途中退去の条件や解約通知の期間(notice period)も合わせてご確認ください。

契約家賃(Rent)
賃貸物件の契約では、家賃に加えて管理費や不動産使用税(レーツ)などの負担がないか、その他にかかる諸経費はないかをご確認ください。

保証金(Security Deposit)
賃貸物件の保証金は家賃の2ヶ月分となるのが通常ですので金額をご確認ください。保証金は本契約時に支払い、退去時に内装や備品に問題がみられなければ全額返金されます。

備え付け家具・家電リスト(Furniture & Electrical Appliances)
香港の賃貸物件には内装や家具付きの物件が多いため、退去時のトラブル防止のために相互に詳細を確認してください。

仮契約で必要となる書類や費用

個人契約の場合
パスポートまたは香港IDカード、手付金
法人契約の場合
商業登記証(BR)、カンパニーチョップ、手付金
賃貸物件の手付金は通常家賃の1ヶ月分となり、手付金は本契約時に1ヶ月目の家賃に充当されます。物件購入での手付金は購入価格の3%となることが多いといえます。

仮契約を破棄した場合

仮契約を破棄した場合

仮契約は法的に有効であるため、仮契約後の条件変更や契約破棄は原則としておこなえません。少しでも不安や疑問に思うことがあれば不動産仲介業者に納得できるまで相談することが大切です。借主(買主)が仮契約後に契約を破棄すると手付金が没収されるだけでなく、不動産仲介会社も物件オーナーにペナルティーを支払わなくてはなりません。

物件オーナーが仮契約を破棄すると、手付金の返金に加えて、手付金と同額のペナルティーを借主(買主)に支払い、不動産仲介会社には仲介手数料を支払うことになります。

本契約までに準備いただくもの

本契約は入居(購入)予定日前に交わすのが通常です。賃貸物件であれば「保証金(通常家賃2ヶ月分)、仲介手数料、印紙税」の支払い、購入物件であれば「物件購入額、仲介手数料、弁護士費用、印紙税」が必要となります。オフィスの賃貸契約では、小切手での支払いを要求されることが多いため、支払い方法は予め不動産仲介会社にお尋ねください。

その他にも気になる点があれば解決できるまで話し合うことが大切です。香港で賃貸物件をお探しの方は、当社にお任せください。当社と関連する不動産会社がご要望にベストマッチをする最適な物件を案内し、価格交渉や契約後のアフターフォローまでフルサポートいたします。ご不明な点などはお気軽にお問合せください。

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