中国「漢」王朝の繁栄展 6月24日~10月5日

更新日:2015年06月27日
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2015年6月24日~2015年10月5日まで尖沙咀東にある香港歴史博物館で、中国「漢」王朝の繁栄展《帝国の強化と対外交流》が開催されています。

漢王朝は今から約2,200年前の紀元前206年から約400年間という長きにわたって繁栄した王朝です。日本に「漢委奴國王」の金印が送られた時代と言うと身近に感じるのではないでしょうか?今回の繁栄展では、中国大陸にある約40の博物館から162点に及ぶ貴重な装飾品が香港に集められました。

その中でも注目の展示品は、4,000枚の玉片でできた楚王の墓から出土した「金縷玉衣(キンルギョクイ)」です。玉片を金糸で縫い合わせ人型に作り上げたこの豪華な玉衣は、漢王朝時代に皇帝や高貴な貴族が葬られる際に遺体全体を包んでいたものです。当時、玉には再生能力があると信じられており、死者の復活を願って行われたのではないかとも言われています。

その他にも美術品としても価値のある展示物がたくさんあります。例えば現存する中で最大と言われている精巧な龍の細工が施されている金印、石の素材で作られた大型聖獣の彫刻などです。‏

歴史的価値だけでなく美術品としても価値が高い展示品が一挙に集まる中国「漢」王朝の繁栄展。是非、足を運んでみてください。

中国「漢」王朝の繁栄展
開催日 :2015年6月24日(水) ~ 10月5日(月)
場所 :香港歴史博物館
入場料 :大人20HKD、学生、60歳以上 10HKD

WEBサイト:このイベントは終了しました。

香港歴史博物館