香港会社を閉鎖する方法
法人の閉鎖手続きには「株主による任意清算」と「登記抹消」があります。
株主による任意清算
株主による任意清算は、日本でいう会社解散・清算結了に該当し、法人を消滅する手続きです。
「登記抹消」に比べて、手間・期間・費用を要するため、最近では「登記抹消」が一般的となります。
・清算手続後、2年以内に債権者などの利害関係者により、登記が回復されることがあります。
・2年以内に異議申立てがなく、法人が消滅した場合、株主及び役員への責務も無くなります。
「登記抹消」に比べて、手間・期間・費用を要するため、最近では「登記抹消」が一般的となります。
「任意清算」の概要は以下の通りです。
・期間は、1年から3年ほど掛かります。・清算手続後、2年以内に債権者などの利害関係者により、登記が回復されることがあります。
・2年以内に異議申立てがなく、法人が消滅した場合、株主及び役員への責務も無くなります。
登記抹消
登記抹消とは、香港法人の登記を抹消する手続きとなります。
・事業活動を3ヶ月以上停止している会社であること。
・抹消手続後、20年以内に不服、申し立てがあった場合は、登記が回復されることがあります。
任意清算に比べて簡易的にできるため、下記条件に合う場合は登記抹消手続きをお勧めします。
・全ての株主が登記抹消を承認していること。・事業活動を3ヶ月以上停止している会社であること。
・税金などを含む全ての未払債務がないこと。
登記抹消の概要は、以下の通りとなります。
・期間は、6-9ヶ月ほど掛かります。・抹消手続後、20年以内に不服、申し立てがあった場合は、登記が回復されることがあります。
・登記抹消手続きより20年間は、株主及び役員への責務が存続します。
法人清算や登記抹消には、費用が必要となりますが、後々のトラブル回避のためにも手続きは必ずおこなって下さい。会社をそのまま放置すると年間登記費用などが引き続き発生します。
ご不明な点などがございましたら当社までお問合せください。